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中学生のインタビュー

2015年8月12日 12:40

 暑い日が続きますね。私はちょっと夏バテ気味ですが,皆さんはいかがでしょうか。

 

 先日,弊所のスタッフから声をかけられました。

 「中学3年生の女の子から電話が入ってます。先生(私)にインタビューをしたいと言ってますよ~。とっても礼儀正しい良い子ですよ~。」

 

 インタビュー???

 中学生というと仕事柄すぐに少年事件を連想してしまうのですが,どうやら違うようです。

 何だろうと思い電話に出ました。

 県内の私立中学に通うMさんという方です。確かにとても素直で礼儀正しい良い子です。

 話を伺ってみると,学校の夏休みの課題で職場訪問をおこなっているとのことです。

 なるほど,今の中学では色々なことをするのですね。確かに中学生が社会に触れることは有意義だと思います。

 

 ドラマとは違い,リアルの弁護士峯岸孝浩の日常は非常に地味です(※でも仕事は頑張ってます!)。

 私なんかでいいのかな?と思いましたが,Mさんは弁護士に興味があり,たまたま弊所のホームページをみて私に声をかけてくださったとのことです。

 私は変なブログしか書いてませんが,嬉しいですね。もちろんインタビューを快諾しました。

 

 後日来所されたMさんとお話をしました。

 私は「弁護士業務の大半は書面作成なので,ドラマとは違って結構地味なんですよ(笑)。」と答えつつも,一応真面目な話もしました。

 弁護士は人の不幸を扱うため大変な仕事であること,それでも依頼者の方から感謝の言葉を頂くと弁護士をやっていてよかったと思えること・・・などなど。

 

 弁護士を目指した理由についても質問をいただきました。

 思えば,最初に弁護士を意識したのはMさんと同じ中学生のときでした。何かのテレビ番組をみて,当時は司法試験の厳しさも知らぬまま「弁護士は正義の味方なんだ。格好いいな。」と憧れたのがきっかけでした。

 日々の業務に追われているうちに,いつの間にか忘れてしまっていましたが・・・。

 

 インタビューは無事に終了し,後日,Mさんからお礼のお手紙をいただきました。本当に礼儀正しい良い子です。

 

 ・・・Mさんからみて,私はどのようにうつったのでしょうか。

 弁護士の相手は血の通った生身の人間ですので,必ずしも正義の味方とは言い切れません。

 それでも,中学時代の私が憧れたように,Mさんの期待を裏切らない弁護士でありたいと思います。

 中学生のインタビューのお陰で昔の気持ちを思い出すことができました。

 

 Mさん,ありがとうございました。

 

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埼玉県さいたま市南区の弁護士事務所

武蔵浦和法律事務所 峯岸孝浩