2014年7月 3日 21:47
先日のブログでご案内させていただいたとおり,
2014年6月27日,公益財団法人埼玉県産業振興公社様主催の「契約書の読み方・書き方研修」
の講師を務めさせていただきました。
どれだけ受講者の方が集まってくださるか不安だったのですが,多くの方が参加してくださいました。
講義内容は,
「基礎編(契印・割印・捨印,訂正方法,偽造防止など)」
「応用編(危険負担,瑕疵担保責任など法律用語の説明)」
「契約書サンプルの説明」
の3部構成で行いました。
なかでも,基礎編について時間を割きました。
「契約書が数枚になる場合は,ページをまたがるように契印を押すことが必要。無断で契約書の一部を差し替えることを防止できる。」
「『別紙』とは,契約書と一体になっている文書(=ホチキス留めされていること)。『別添』とは,契約書とは独立した文書。別紙にした方が,どの文書であるのか明確なので別紙にすべき。」
「筆跡鑑定をしても,偽造を立証できるとは限らない。実印の管理は厳重に。」
ありがたいことに,想像以上に受講者の方が喜んでくださいました。
確かに,企業といえども契約書について時間を使って勉強する機会は多くはないと思います。
拙い講義でしたが,今回の講義が少しでもお役に立てたなら幸いです。
この場を借りて御礼申し上げます。
・・・・それにしても,初めて扱うテーマの講義でしたので,資料作りが大変でした(^^;)
パワーポイントを使ったのですが,慣れていないため四苦八苦しながら資料を作りました。
文章ばかりになってしまったので,次はイラストや画像をたくさん使ってみたいですね。
思えば独立をしてから,講義のお誘いをいただくことが多くなりました。
今回は契約書の講義でしたが,
「企業が知っておきたい法務問題」
「経営者のための労働問題」
などの講義を行わせていただいたこともあります。
秋に,とある会で「経営と法律」というテーマで講義を行う予定です。
パワーポイントのスキルアップにもなりますので,受講者の皆様に喜んでいただけるよう頑張りますね。
最後になりますが,本研修を行うにあたり,大森法務事務所の大森靖之先生のご協力をいただきました。
大森先生,ありがとうございました<(_ _)>
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埼玉県さいたま市南区の弁護士事務所
武蔵浦和法律事務所 峯岸孝浩