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弁護士ドラマ

2012年11月 5日 20:27

昨日(11月4日(日))の夜は,プロ野球日本シリーズ第7戦を観るために予定を空けていました。

ところが,その前日の第6戦で決着がついてしまいましたので,第7戦は行われません。

せっかく空けた予定ですので,自宅でビールを飲みながらのんびりテレビを観ることにしました。

 

新聞のテレビ番組情報を読んでいたら,BSプレミアムで放送中の番組が紹介されていました。

弁護士ドラマ「そこをなんとか」という番組です。原作はマンガのようですね。

 

受験時代は弁護士ドラマをよく観ていましたが,実際に弁護士になると,

ドラマとはいえ「弁護士」というキーワードにより本業を思い出して仕事モードに入ってしまうので,

ドラマどころではなくなります。

そのため弁護士ドラマから遠ざかっていました。

ですが,家族すら相手にしてくれない寂しい夜でしたので(泣),ドラマを観ることにしました。

 

弁護士ドラマらしい楽しい設定でした。

ネタバレになるのであたりさわりのない範囲で説明しますと・・・

「経験はなく危なっかしいが,熱意あふれるマチ弁(=市民派弁護士)新人弁護士の主人公(女性)」

「主人公を温かく見守る人情派の所長弁護士(ボス弁)」

「クールで有能だが,過去に色々ありそうな先輩弁護士(兄弁)」

「主人公のことがちょっと気になる,お金持ちかつ超エリートで企業法務系事務所に勤務する主人公と同期の弁護士(男性)」

 

・・・・う~ん,登場人物だけで楽しそうな素敵な設定です。

今回は第3回でした。主人公が,在留許可を得られず強制送還されそうになるフィリピン国籍の女性(しかも妊娠中)のためにかけずり回った結果,最後はハッピーエンドを迎えるという感動的なお話でした。

ドラマですのでリアルとは違うところもありますが,非常に面白かったです。

思わず涙が溢れました。

  

リアルの私こと弁護士峯岸孝浩の今日の出来事というと,

午後から夜までひたすら書面作成のため独り言をつぶやきながらパソコンとにらめっこをしていました。

昼食は一人でマクドナルド,夕食は一人で二郎系ラーメン,帰宅後は体重増加を気にして一人で糖質ゼロの発泡酒を飲んでます。

地味な設定すぎて,これも思わず涙が溢れてしまいます(号泣)。

 

そんな地味な設定の弁護士峯岸孝浩ですが,唯一,ドラマとリアルで共通する部分があることに気づきました。

「依頼者の方からの感謝の想い」です。

 

弁護士には守秘義務があり,しかも相手方も本ブログを読んでいるかもしれませんので,

依頼者の方の御了承があり,かつ当たり障りのない範囲でしか書けませんが,確かに今日も色々ありました。

 

午前中はある依頼者の方の事件が一段落しました。

事件としては比較的シンプルであり私としては予想された良い結果でした。

依頼者の方にとっても当然の結果と感じるだろうと思っていたのですが,

「先生にお願いして良かったです。ありがとうございました。」

と,驚くほどの感謝の言葉を頂きました。

 

夜は,ある依頼者の方が仕事帰りに弊所にお寄りくださいました。郵送等で済むはずのお届け物だったのですが,

月に1回は私の顔を見たいという理由で,わざわざ事務所に寄って下さいました。

 

確かに,過去にも依頼者の方から恐縮するほどの感謝の言葉(「報酬」)を頂いた事もあります。

 

私自身はドラマのように格好の良い弁護士ではありません。

しかしながら,依頼者の方が喜んで下さるのであれば,これほど嬉しいことはありません。

「弁護士をやっていて良かった。」と思えるかけがえのない瞬間です。

 

悪意に向き合い消耗することもありますが,

ドラマ「そこをなんとか」のおかげで,多少は依頼者の方のためにお役に立てているのかもしれないと,

自分を振り返ることができリフレッシュできました。

おかげで,明日も依頼者の方のために全力を尽くせます。

 

さて,次回ドラマの録画予約を設定しておこう・・・・(笑)。

 

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埼玉県さいたま市南区の弁護士事務所

武蔵浦和法律事務所 峯岸孝浩