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練馬区役所で情報リテラシーの講演を行いました

2012年4月 9日 16:25

平成24年4月8日,練馬区役所にて

「ネットコミュニケーション、トラブル回避戦略」

というフォーラムに参加しました。

このフォーラムは,「練馬区委託事業/子ども安全学習講座」の一環です。

主催者は,情報リテラシー等の活動を行っているNPO法人です。

モバゲーの株式会社DeNA様も参加して下さいました。

大勢の皆様が参加してくださったので,非常に感謝しております。

 

私の出番は最初でした。

インターネット関連のトラブルについて

「果たして法で解決できるのか?」

というテーマで,弁護士としての視点でお話をさせていただきました。

私なりのメッセージではありますが,

「予防は簡単,被害回復は困難」

「万一何かあったら,必ず消費生活センターや弁護士に相談をしてほしい」

ということを強く訴えました。

何かあってからでは遅いこと,それでも何かあったら少しでも早く相談していただきたいからです。

 

中盤以降は,モバゲーのDeNA様による講演,そして参加者の皆様に実際にパソコンやスマートフォンを体験して頂きました。

DeNA様はモバゲーの健全性維持等のために,

「利用者がサイト外で実際に会うことのないようなシステムやルール作り」

「個人情報など問題ある書き込みがないか,多数の人員によるネットパトロール」

など,トラブル防止のため全力で取り組まれているとのことです。

DeNA様が,モバゲー利用者のトラブル防止のために並々ならぬ企業努力をされていることを知り,深い感銘を受けました。

私は講師の立場であったのですが,私自身もよい勉強になりましたので,非常に有意義なフォーラムでした。

 

日々技術が進歩すると同時に,新たな犯罪類型も産まれます。

インターネット上の犯罪も,架空請求,フィッシング詐欺,ネットオークショントラブル,ドロップシッピングやアフィリエイトに関するトラブル,などなど・・・日々新たな手法が発生しています。

弁護士として,不幸にも被害にあってしまった方のために相談や依頼を受けて対応する一方で,

「そもそもトラブルに巻き込まれないよう,今後も全力で情報リテラシーの活動に取り組み,少しでも被害を減らしたい」と強く感じました。

私が言うのも変ですが,弁護士の出番が少しでも減る社会を目指して,今後も情報リテラシーに取り組みます。

 

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埼玉県さいたま市南区の弁護士事務所

武蔵浦和法律事務所 峯岸孝浩